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福島市内でもチェルノブイリ「強制移住」レベルの汚染度 [放射能・放射線]

福島市内でもチェルノブイリ「強制移住」レベルの汚染度!  2011年07月19日11時16分 日刊SPA!



原発事故の避難区域外であり、人口約29万人の福島市で、放射性物質が局所的に濃縮している。
このことが、神戸大学大学院の山内知也教授の6月下旬の分析で明らかとなった。

「原発周辺は、多くのポイントで土壌の測定がなされていますが、福島市内で継続的に検査が実施されているのは、県庁だけなんです」

こう語るのは、調査に同行した、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)の阪上武代表。

「とはいえ、行政の調査でも県庁の土壌から1kgあたり(/kg)3万2000ベクレル(Bq)という、チェルノブイリでは『避難の義務』区域にあたる高い数値のセシウムが検出されていますが、何の対応もとられていません」

最も放射能が高かったのは、小倉寺稲荷山中腹にある福泉寺下の側溝だ。
土砂や枯れ葉が堆積した場所で、山内教授が線量計(ガンマ線計測タイプ)を近づけると、1時間あたり(/h)11マイクロシーベルト(μSv)を超える線量が確認された。その側溝の土砂からは、4万6560Bq/kgを計測。
これもチェルノブイリ原発事故でいえば「避難の義務」区域、つまり強制移住の対象となるレベルの汚染度だ。SPA!記者も側溝の枯れ葉に近づけて計測してみたところ、12μSv/hを示した。

「原発事故から3か月以上が経ち、場所に寄ってセシウムの分布に大きな差があることがわかりました。セシウムは細かい土の粒に付着して雨に流され、土砂が堆積しやすい場所で濃縮されます。町中に、セシウムの集積ポイントができてしまったのです」
(山内教授)

7/19発売の週刊SPA!7/26号「仕組まれた[放射能地獄]に子ども殺される」では、山内教授らともに、土壌汚染、内部被曝、自主避難に関する諸問題を徹底的に取材。
「安全です」と言われながら、行政の対応は野放し状態。
しかし、放射線の感受性が強い子どもたちの被曝環境は悪化しているという現状をレポートしている。





*「文化系部活動のインターハイ」とも呼ばれる全国高校総合文化祭(文化庁など主催、朝日新聞社など特別後援)が、今年は福島県で8月に開かれる。東日本大震災や福島第一原発事故の影響で「ふくしま総文」の開催は一時危ぶまれたが、実行委員会の高校生たちは困難を乗り越え、福島に全国からのお客さんを迎える準備を進めている。

 ふくしま総文には全国の高校生1万2千人が参加。8月3~7日、県中部を会場に合唱、将棋、かるた、新聞など16部門で競い合い練習の成果を披露する。

 総合開会式の演出や参加者の交流イベントを担う高校生による「生徒実行委員会」は昨年6月、大人の実行委員会とは別に発足した。メンバーは県内各校から公募審査で選ばれた49人。副委員長の学法福島高2年、東海林藍さん(16)は「みんなが意見を出し、責任者をやりたがるネアカで積極的な集団」という。

 ところが、今年初の生徒実行委員会を直後に控えた3月11日、震災が起きた。生徒たちの活動も停止。事務局は4月末、実行委員全員に大会実施の可否を問うためのアンケートをした。

 大人の委員からは、放射能を心配する保護者らに配慮し、中止の意見も出た。生徒の一部にも同様の声はあった。授業が遅れ、受験も気がかりだった。

 しかし、自宅がある富岡町が原発事故の避難地域となり、避難場所を転々とした富岡高3年の三浦俊輝さん(17)は「(準備の)積み重ねがある。やりたい」と答えた。ハワイから来る生徒との交流の担当で、好きな英語を生で役立てるのを楽しみにしていたからだ。

 三浦さんをはじめ生徒の多くは開催を希望。5月、開催が決まった。ただ、規模は縮小され、原発事故の影響で海外からの参加はなくなった。三浦さんの担当は総合開会式に変わったが、「うれしい。ともかく役に立ちたかった」と張り切っている。

 多くの委員が開催に胸をなで下ろすなか、委員長で安積(あさか)高3年の遠藤顕雄(あきお)さん(18)は迷いを抱えていた。アンケートにも「被災者の意見で決めることでは」と答えていた。

 落ち着いた雰囲気で委員の信頼が厚い。ものを頼む時は「一緒にやりましょう」と言う。「大きな行事を動かす楽しさを共有したいから」が理由だ。だが楽しさを追求していいのか。

 そんなとき千葉県に避難した友人のメールが背中を押した。「福島はこれから復興に全力を挙げるんだから、総文で元気づければいいんじゃないのか」。迷いは消え、「被災地のために頑張る」と決めた。

 6月23日。二本松市で半年ぶりの実行委員会があった。49人は総合開会式で流す映像用に大会イメージソングを歌った。笑顔で歌う生徒らに、周囲の大人たちの目には涙が浮かんだ。

 開催まで、もう2週間あまり。開会式の責任者を務める東海林さんは、県庁を訪れる他県の関係者の応対や、PRに忙しい。

 「福島の人間が福島で暮らしていく以上、福島のイメージをよく変えたい。ふくしま総文を明るく盛り上げることが、スタートだと思うんです」(渡辺康人)

*******************************************福島市内は、チェルノブイリ原発事故でいえば「避難の義務」区域、つまり強制移住の対象となるレベルの汚染度なのですよ。 当然子供たちは、真っ先に避難させなければいけないんじゃないですか。 避難させるどころか逆に、わざわざ全国の高校生を集めて「文化系部活動のインターハイ」とも呼ばれる全国高校総合文化祭を開催するんだそうです。 朝日新聞は特別後援してるせいか、中止の危機を乗り越え開催されることを美談のように伝えている。 特に10代の女性は放射線の感受性が強くより危険度が高いと指摘されてるんですよ。(↓参照) この時期福島開催は避けるのが当然なのではないですか。文化庁、教育関係者、朝日新聞等関係者は子供たちの将来を案じないんですかね。どういうつもりなんでしょう???



http://blog.goo.ne.jp/daizusensei/e/7bd29dcaeeb402325f96f155361e3798より
綿貫礼子・吉田由布子「放射能汚染が未来の世代に及ぼす影響」(『現代化学』2011年5月p35-39)はその実態についてロシア語以外で解説している希有な文献である。

 これによれば、まず「ベルラーシにおける診断年別甲状腺がん発生率の年次推移」をみると、今のところ事故発生から15年たった2001年に15~19歳の甲状腺がん発生率が最大になりその値は10万人あたり約10人である。
 一方、ガン以外の健康被害も深刻である。「呼吸器系、神経系、消化器官、皮膚などの疾患、感染症、血液・造血器官の病気などが汚染地域で多発」している。「子どもたちの全般健康状態」については、「慢性的な病気のある子どもの数は、8.4%(1986~1987)から55.5%(2000年)、77.8%(2004年)へと増加し、障害児の数も増加している」。
 さらに目を引くのが思春期に被曝することの影響である。「思春期に被ばくした女性の65%は出産が病的なものであった(早産、羊水過多、長時間無羊水状態、逆子、子宮内低酸素状態、帝王切開など)」。「思春期に被曝した両親から生まれた子どもは多様な病理の総合的負荷が非常に高く、50%以上の子どもが三つかそれ以上の病気にかかっている」。


これも↓この人の安全安心デマのせい!
★山下俊一放射線アドバイザーにNO〜解任を求め署名継続中





福島県の放射線リスク管理アドバイザーに任命されている山下俊一長崎大学教授の解任などを求め、6月20日、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークなど7団体が記者会見を行った。
 
記者会見を行ったのは子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO、FoE Japan、グリーン・アクション、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンの7団体。「福島の子どもたちを守るための緊急署名」「山下俊一氏を福島県の放射線健康リスク管理ア
ドバイザー等から解任する県民署名」に関して説明を行い、山下俊一長崎大学教授の福島県放射線健康リスク管理アドバイザーおよび県民健康管理調査検討委員からの解任を求める理由などについて話した。
 
山下俊一氏(長崎大学医歯薬学総合研究科教授に)は長崎生まれの被爆二世。1991年からチェルノブイリ原発事故による被曝者治療にも関わり、特に子どもの甲状腺ガンに関しは多くの実績を残している。福島第一原発事故後の3月19日に、佐藤雄平・福島県知事の委嘱を受け、県の放射線リスク管理アドバイザーに就任し。県内中をまわり福島原発事故と放射線の影響に関して講演を行ってきた。
 
しかし、本来、放射線のリスクを最も知っている専門家であるにも関わらず、就任直後の3月21日に福島市で開催された「放射線と私たちの健康との関係」という講演会の中で、「100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。」と断言。子どもに対しても、「どんどん遊んでいい」と話すとともに、マスクについても「気休め」として「皆さん、マスク止めましょう」と呼びかけた。
 
しかも、「放射能の影響は実はニコニコ笑っている人には来ません。クヨクヨしている人に来ます」などと持論を展開。「これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。」と福島県民の神経を逆撫でするような発言をしている。
 
この日の講演は、福島市の市政だよりをはじめ、多くの行政広報誌で採録されて配布されたことで、「妊婦や乳児であっても、年間100ミリシーベルト以下では大丈夫」、「1時間当たりの環境線量が10マイクロシーベルト以下であれば、もう外で遊ばせて大丈夫です。」とのメッセージが過ぎに福島県内に浸透したという。
   
会見で、子どもを放射能から守る福島ネットワークの中手聖一さんは、「親の立場から許しがたいのは山下氏が『大丈夫だ』『子どもを外で遊ばせていい』という発言をくりかえしたこと。彼を信じて子どもを外で遊ばせた親たちは今、わが子を被ばくさせてしまったことへの後悔と罪悪感で苦しんでいる。県民の健康影響を調査する検討委員に山下氏は最もふさわしくない」と声を詰らせながら語った。
 
山下氏への不信は4月半ばあたりから、福島県内で広がっており、5月2日に二本松市の講演会では市民が山下氏のこれまでの発言をただす激しい応酬が繰り広げられた。これを見ていた二本松市長は、山下氏とは異なる放射線防護の専門家をアドバイザーに任命。独自の内部巾区長をを行うことを決定した。現在、質疑応答のある一般市民向けの講演会は開催できない状況にある。
 
なお、山下氏は、福島県内で「100ミリ以下は安全」とアドバイスしてきた一方で、福島県外や専門家向けの媒体や講演では「複子どもや妊婦を中心に避難させるべきだ。」(3月25日の長崎新聞のインタビュー)。「飯舘や浪江、川俣の一部の数値が高いのを見て、自主避難ではダメだ、きちんと命令してあげないといけないと言ってきた」「30キロ圏内でも必要ならば避難させなきゃだめだとも言ってきました」(5月25日発行の朝日ジャーナル)などと語っている。
 
山下俊一の解任を求める県民署名(福島県民のみ対象)
1次締切:6月30日、2次締切:7月15日。3次締切:7月31日
ネット署名
http://goo.gl/vh37x
ダウンロード
http://fk-m.com/re-yama
 
福島の子どもたちを守るための緊急署名(国内外の全ての人対象)
1次締切:6月20日、2次締切:6月30日、最終締切:7月5日
http://www.foejapan.org/infomation/news/110610.html
 
ふくしま市政だより(4月21日号)
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/kouhoushi/shisei/11-04-21/2011apr...
「100ミリ以下は安全」放射線アドバイザー山下俊一氏に苦言殺到
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1037
二本松市 独自で内部被ばく検査へ
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1071


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PATA

福島に暮らす友人が心配です。
by PATA (2011-07-21 01:30) 

1969kana

少し前に、ゴルフで茨城の大会があり、あの石川遼くんも参加していて「こんな若い子を…、少しでも危険性があるなら避けなければならないのに」と思ったばかりでしたが…。
福島で高校生を集めてやる?! ありえませんね。
福島にまだ子供たちが残っているのもありえないことです。
これもすべて、国と御用学者と東電がごまかしを行ったからでしょうね。
しかし、それに乗っかる国民が多いのも、由々しきことです。
しっかり怒るべきところは怒らなければならないのに。
by 1969kana (2011-07-21 01:54) 

白・嶋・春・富

PATA さん<ご心配でしょうね。
出来たら避難された方がいいと思うのですが・・・・


1969kana さん<ホントにそうですよね。
どうしてわざわざ福島で高校生を集めて被曝させてまで開催するのかその意味が全くわかりませんね。
むしろ福島の高校生をせめて夏休み中だけでも避難させるべきでしょう。
by 白・嶋・春・富 (2011-07-21 14:53) 

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