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グリーンピースの海洋調査/小出先生の国会報告 [小出裕章]

2011.5.24、5.25MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章先生(京大原子炉実験所助教)が出演されました。





ブラックジョークとしてのチャイナシンドローム



・(汚染水も満水に近付いている。どこに移せばいいか?)いま場所はない。メガフロートでは足りない。二ヶ月前から言っているが、タンカーをつれてくるのが解決の早道。それには政治の介入が必要。

・(梅雨の雨は関係してくる?)関係する。どうしたらいいか分からない。雨が降ると染みこんで汚染水の量を増やしていく。海に溢れるのは避けられない。早急に手を打たなければならないが、二ヶ月も手をこまねいていた。政治的決断が必要。早く汚染水移動を。

・(政治の出番?)田中真紀子さんと話したときも私は政治の出番だと言った。彼女も同意した。

・(従来のやり方では全くダメということ?)循環させるとしても、溶けたウランの塊は格納容器の下に落ちていっている。水を循環させても、溶けて出てしまっているウランの冷却にはほとんど効果がない。私の推測が正しければ冷やすということはできない。

・(工程表は?)もともと出来ないと言ってきた。水棺自体できないし、循環式冷却もそれを前提としていたわけだが。

・(東電は既に織り込み済みだった?)違う。水棺を踏まえた上で循環冷却に進もうとしていたが、底が抜けていれば循環に意味はない。

・(核燃料はいまどこに?)格納容器の鉄板の下は分厚いコンクリート。それを順番に溶かしながらコンクリートを突き抜けて下に落ちていっている。

・(これを止めるのは?)水をそこに到達させて冷やせればいい。だが、構造物の中に穴をあけて溶け落ちていっているため、上から水をかけるだけではだめだろう。

・(チャイナシンドローム?)チャイナシンドロームは米国の原発の事故により溶けた燃料が地球の裏側の中国に出てくるというブラックジョーク。そういうことにはならない。数メートルから10メートル。いずれにしても地下水があってそれと接触する。そうなると汚染が拡大する。その拡大を防ぐための措置が求められる。




*2011/5/26 規制値超の放射性物質を魚、貝などからも検出 グリーンピースの海洋調査で、政府に再度調査を要請

福島原発周辺海洋調査の結果発表
•海洋調査による海産物の放射性物質データ(表) http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/Final_seafood_data.pdf
•海洋調査による海産物の放射性物質データ(地図)
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,0&msa=0&msid=212154787571850954707.0004a41428d9fba2fa40e&ll=37.317752,141.545105&spn=1.387007,2.90863&z=9
•2011年5月26日プレスリリース
「規制値超の放射性物質を魚、貝などからも検出 グリーンピースの海洋調査で、政府に再度調査を要請」http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/pr20110526/
•内閣総理大臣宛「海洋環境への放射能汚染水放出の影響と早急な対応の必要性を求める申し入れ -グリーンピースの緊急要請-」
http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/20110525_request.pdf
•プレゼンテーション資料
http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/20110526_MarineResearchpresentation.pdf

グリンピースが発表した海洋調査による海産物の放射性物質データを見ると海藻類にヨウ素131が多く蓄積されている。まだまだ新しい放射性汚染水が福島第一原発から流出しているって事でしょう。垂れ流しの底なし沼状態ですね。もう日本の海藻も魚も食べらなくなるなるよ!!
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