シンポジウム：「原発は仏の教えに背く」 永平寺「ふげん」など命名懺悔－－来月２日

☆永平寺は、菩薩（ぼさつ）の名前に由来する新型転換炉「ふげん」、高速増殖原型炉「もんじゅ」（敦賀市）の命名に関わっていたんですね。
この名前が結果的に原発や放射性廃棄物の危険性を隠し、安全なイメージ作りに寄与して来たということは多かれ少なかれある訳で、大いに反省し懺悔するべきです。
「事故が起きれば子孫にまで影響が及ぶ原発は仏教の教えに相反するとし、これまでの認識不足への反省」を言っているようですが、今頃やっと気がついたのかという思いもあります。
日本の伝統仏教は、国策に安易に協力的すぎますね。
もっと距離を置くべきだと思います。
殺生を禁じる仏教にあって世界広しと言えども、戦時中、僧侶が人を殺すために鉄砲担いで戦場に行ったのは日本だけですからね。。。
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.シンポジウム：「原発は仏の教えに背く」　永平寺「ふげん」など命名懺悔－－来月２日 　


曹洞宗大本山永平寺（福井県永平寺町）は１１月２日、原発の是非を問うシンポジウム「いのちを慈しむ～原発を選ばないという生き方」を開催する。
同県敦賀市の新型転換炉「ふげん」（廃炉作業中）などの命名にも関わったとされている寺が、初めて企画した。
福島第１原発事故を踏まえて、事故が起きれば子孫にまで影響が及ぶ原発は仏教の教えに相反するとし、これまでの認識不足への反省を込めている。【山衛守剛】

　永平寺は、横浜市の総持寺とともに、国内に約１万５０００の寺と約８００万人の信徒を抱える曹洞宗の大本山。

　永平寺の布教部長で、今回の催しを運営する「禅を学ぶ会」事務局長の西田正法（しょうぼう）さん（５６）は、「使用済み核燃料を残し、ＤＮＡに作用する放射線という危険をはらむ原発は、子孫への負の遺産となる。命を長い時間の視座に置く仏教の教えと相反する」と説き、「今の生活を見直すきっかけにしてほしい」と呼び掛ける。

　西田布教部長によると、いずれも菩薩（ぼさつ）の名前に由来する新型転換炉「ふげん」、高速増殖原型炉「もんじゅ」（敦賀市）の命名に、寺が関わったという。
西田布教部長は「原発に対する認識が足りなかった私たちの責任は重く、間違いだった。懺悔（さんげ）することから始めたい」と戒めている。

　シンポジウムには、反原発運動に携わってきた同県小浜市の明通寺住職、中島哲演さんや、各地で震災体験を語っている福島県飯舘村の酪農家、長谷川健一さん、作家の朴慶南（パクキョンナム）さんらが参加する。

　同町の「四季の森文化館」で午後１時開始。定員４００人。入場料５００円。
問い合わせは同会事務局（０７７６・６３・３４５６）。

タグ：曹洞宗 ふげん もんじゅ 中島哲演 曹洞宗大本山永平寺 朴慶南 西田正法 仏教

コメント 7

本当に、「ふげん」とか「もんじゅ」ろか、なんて罰当たりな名前なんだろうって思ってましたが、こういうことだったのですね。

やはり、こういう面が日本のこういう状況を引き起こしているのでしょうね。
ヨーロッパでは、「風評被害だから食え」なんてこと、ありえないようですから。
やはりキリスト教などの教えがしっかりしていて、倫理観もあるからなのでしょう。
by 1969kana (2011-10-18 01:22) 

曹洞宗が原発誘致反対宣言しましたか。
本山が福井県ですしね。

しかしこれだけ恐ろしい核爆発が日本で発生しているというのに、
この国で暴動が起きないことのほうが恐いですよ。
なんか家畜状態ですよね。

by あかね (2011-10-18 01:33) 

1969kana さん＜欧米ではカソリックとか宗教関係者はこういう問題が起こるときちんと倫理的コメントを出しますよね。それに対して日本の宗教界は無関心というかあまり関与しようとしない。今まで協力しておいて、事故が起きてしまってから今頃仏教の教えに相反するといわれても遅いよって感じです。

あかね さん＜同じ福井県だからってだけで原発命名に協力って言うのも安易過ぎますよね。
遅ればせながらも原発反対宣言してくれたのはいいことですけど・・・
by 白・嶋・春・富 (2011-10-18 14:39) 

喉元過ぎれば、の言葉通りで北澤防衛大臣が自衛隊にヘリ出動要請したりハイパーレスキュー隊が出動したときは本当に収束できるのだろうかというものがありました。今は対処が上手くいって後始末、ではなくて惨憺たる結果の後始末であるのに、まだ原発論議があること自体、持ち出す人たちの見識を疑いますが、一国の首相が輸出とか途上のものの建設前進を口にする意識も恥ずかしい。稼働すれば確実に強毒性廃棄物が出てくるということをどう考えているのだろうかと思います。首相に詰問する人物が周囲にいないのでしょうか。
by うーさん (2011-10-18 14:57) 

ご訪問くださり有り難うございます＾＾
by yu-papa (2011-10-18 19:35) 

もんじゅなんかもそうですが、フランスの「スーパーフェニックス」とか、とかく聞こえのいい愛称をつける傾向がある。これは、内心では危険としりつつも、現実から目を背けたいという心理の表れで、原子力が神頼み仏頼み不死鳥頼みということなんですね。そんなに危険なら、そんな愛称をつけずに最初から建設しなければよいものを・・・。ドイツは英断してカルカーが遊園地になりました。一体いつまでもんじゅとか、続けるつもりなんでしょうか？？。
by ムース (2011-10-19 00:11) 

うーさん さん＜野田首相は推進派であるからこそ総理になれた人です。回りもほとんど全て推進派。いまや完全に推進派が巻き返してしまいました。詰問する人物を回りに求めても無理でしょう。

yu-papa さん＜ご訪問有り難うございます。

ムース さん＜中沢新一氏が原発は一神教の世界だといってましたが、まさにそういうことなのでしょう。
チェルノブイリも石棺ですからね。
もんじゅはいい加減に止めて欲しいですね。こうしてるうちにも毎日毎日無駄金５５００万円も使い続けてるんですからね。
by 白・嶋・春・富 (2011-10-19 13:54)