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炉心溶融のシミュレーション画像 [原発]


独立行政法人・原子力安全基盤機構が事故前に、原子力防災専門官向け資料として作成していた、炉心溶融のシミュレーション画像。


東京電力福島第一原発の事故発生以前に、注水が止まれば30分で燃料棒がメルトダウンし、3時間で圧力容器を貫通することを説明したビデオ。
福島事故前に製作されていたビデオは、起きた事故を正確に予測していた。東電も保安院も政府もすべてを知っていてウソを公表し続けたことがよく分かります。
テレビ朝日の「朝まで生テレビ」でも、飯田哲也氏が、東電、政府は3月11日の夜には1号機の炉心損傷が起き、原子炉圧力容器が破損することを知っていたと述べていました。
(参照http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103112235.pdfの3ページ・
炉心損傷開始予想22時20分頃、原子炉圧力容器破損予想23時50分頃、2号機とあるのは1号機の間違い?)
このように東電も保安院も政府も経産省も、3月11日の夜には1号機が、メルトダウンしメルトスルーすることを知っていたのです。
国民がパニックになることを恐れ、事実を隠し、安心安全情報を流し国民を被曝させたことは明らかです。

このビデオの中で、「最悪の事態に至った場合でも、住民の方々に安全・安心して頂けるよう、日頃から、防災担当者への訓練を通して、原子力災害時の対応能力の習熟に努めております。」と語っていますが、実際には住民にも国民にも知らされなかった。
逆に、安心させるための安全デマ、安心させるための情報管理は行われたが、その結果、健康被害を最小限にするための行動をとるような呼びかけは行われることがなかったのです。



★テレビ朝日の「朝まで生テレビ」では他にも重要なことが語られていましたね。
*事故直後からメルトダウン確認していたことをIAEAへ報告後も国民には秘密にしていたこと。
*MOX3号機がプルトニウム放出していて、アメリカでも観測、米紙は報道するも、日本政府は米国に隠蔽要請していたこと。
*厚労省政府官僚が、周辺住民に線量計を配り住民の外部被曝量を測定することを、パニックになることを恐れやめさせたこと。
*それらのことを承知していながら、メディアは報道しなかったこと。
これらのことはもう犯罪的ですよね!!!
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コメント 2

1969kana

大ウソツキですね。
最悪の事態が起こっていたというのに。
by 1969kana (2011-07-26 02:20) 

白・嶋・春・富

1969kana さん<そうですよね。
事前にメルトダウン、メルトスルーするってことを知っていながら全く安全だって言って退避させなかったんですからね。
by 白・嶋・春・富 (2011-07-26 14:22) 

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