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小出、孫、後藤、石橋各氏が国会に・・・/放射能恐怖症 [小出裕章]

5月18日、MBSラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章先生(京大原子炉実験所助教)が出演。

5月23日に参議院の行政監視委員会に、ソフトバンク・孫正義氏、元東芝原子炉設計技師・後藤政志氏、原発震災を予言していた地震学者・石橋克彦氏と共に小出先生が招かれるそうです。
国会が小出さんを呼ぶとは僅かながらも変化の兆しかなあ・・・・







3.11以来精神的に原発欝気味で[がく~(落胆した顔)]・・・ *~「放射能恐怖症」をでっち上げようとする文部科学省へのある精神科医の抗議~ これは問題ではないか(原発反対を言うと放射能恐怖症との病気にされてしまうのではないか)と気になったので転載させていただきました。 ある精神科医の方が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を誤用し、加害者である国が、被害者の口を封じ、あたかも被害の責任が被害者側にあるかのような論述を問題視し、チェルノブイリ事故後、心身の不調を訴える人々に対してソ連が「放射能恐怖症」という精神科的な病名をつけて、放射線被曝の後遺症を認めようとしなかったことと同じことが日本でも起こるのではないかと危惧されています。
以下転載Kurumizawa Shin
大阪で精神科医をしています。

原発問題には以前から関心があり、今回の福島原発の事故も気が気ではなく、
事態の展開を見守っていました。
最近になり、精神科医としても黙っていられない状況となり、
以下のようなメールを友人の精神科医たちに送っています。

************************************************** ************
文科省が教育関係者に向けて「放射能を正しく理解するために」という文書を
4月20日に発表しています。
精神科領域に関係することが書いてあるとのことでしたので、
目を通してみたのですが、なんてことだと頭を抱えてしまいました。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/21/1305089_2.pdf
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detai l/__icsFiles/afieldfile/2011/04/21/1305089_2.pdf

前半は、あの「年間20mSVまでは安全」というとんでもない基準について
述べられていて、これだけでもかなり不愉快なのですが、我々精神科医に
直接関係してくるのは後半です。12ページの一番下に
「放射線の影響そのものよりも、『放射能を受けた』という不安を抱き続ける
心理的ストレスのほうが大きいと言われています」と書き、
13ページ以降にその説明として、心理的な強いストレスの受けたときの子供
の反応を解説し、「PTSD」について述べ、「放射能のことを必要以上に
心配しすぎてしまうとかえって心身の不調を起こします」と結論付けて、
「からだと心を守るために正しい知識で不安を解消!」と結んでいます。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は過去の心的外傷が原因で発症しますから、
現在進行形の事態に対してPTSDを持ち出すことはそもそもおかしな話です。
また、あたかも「放射能を心配しすぎて」PTSDになるかのような説明は
間違っています。「心配しすぎて」PTSDになったりすることはありません。
PTSDはレイプ、虐待、戦争体験、交通事故などなど、生命が危険にさらされる
現実の出来事の後に生じる疾患です。

今、原発被害に関してPTSDを論じるのであれば、PTSDの予防ですから、
「安全な場所に避難すること」と「事実を伝えること」が必要です。
ところが文科省のこの文書は「年間20mSVでも安全という間違った情報」を与え、
「避難の必要はない」と言っていますから、PTSDの予防としても間違っています。
そもそも放射線の被曝による生命の危機を認めていません。
あまりのお粗末さにあきれてしまい、開いた口がふさがりません。

福島原発の事故の責任は国にあります。
この文章は加害者である国が、被害者の口を封じ、あたかも被害の責任が
被害者側にあるかのような論述を組み立てています。
これは、レイプでも幼児虐待でも加害者側がよくやるやり方です。
このやり方を繰り返されているうちに、被害者は被害を受けたという事実が
見えなくなり、自分を責め、PTSDであることすらわからなくなってしまいます。
PTSDという疾患概念は、被害者が自分の症状と過去の出来事との関連に
気づくためのものです。
それを被害者の口封じのために利用していることに腹立ちを感じます。

こんな内容の文書を信じる人はいないだろうと思っていたのですが、
先週末に福島出身の作業療法士さんと話をしたら、
「そんなことありませんよ。信じてしまいます。肩書のある偉い先生や、
政府の人が言ったら、一般の人はそうかなって信じてしまいますよ。
福島は混乱しています」と言っていました。事態は切迫していて、
黙っていたら加害者側に立つのと同じになってしまいます。

時間も気力も限られていますので、まずは伝わりそうな人に伝えています。
この文書の作成に協力している小児心身医学会とメールのやり取りをしている
のですが、なかなか動こうとしません。

トラウマティックストレス学会には原発事故の際の心のケアについてちゃんとした文章が載っていました。
http://www.jstss.org/pdf/konishi0324.pdf

************************************************** **************

以上です。

福島の皆さんにこのことを知らせたいと思っています。
文科省に文書を撤回させることはできなくても、
知識を広めることで文書を無効化してしまえたらと思います。
転送等していただけたらありがたいです。

チェルノブイリの事故の後、心身の不調を訴える人々に対してソ連が
「放射能恐怖症」という精神科的な病名をつけて、
放射線被曝の後遺症を認めようとしなかったことがありました。
それと同じことが日本でも起こるのではないかと心配しています。

放射線被曝の被害を矮小化しようとする国の態度は正さなければなりませんし、
そのために精神医学が利用されることを防ぎたいと思っています。


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1969kana

この、文科省の文の内容、ほんとにおかしいですよ。
放射能に気をつけると仲間はずれにされるよ、みたいな内容でしたよね。
メールの内容、私のブログに貼り付けてもよろしいでしょうか。
by 1969kana (2011-05-20 01:23) 

坊や

ブログに是非貼らせていただきます!
by 坊や (2011-05-20 12:58) 

白・嶋・春・富

1969kanaさん<放射能を気にしたらいけないみたいな・・
たぶん文科省は20mSvを気にされると困るんでしょうね。
ご本人が転送等を希望されているみたいなんでいいと思いますよ。
by 白・嶋・春・富 (2011-05-20 18:45) 

白・嶋・春・富

坊やさん<コメントありがとうございます。
どうぞご自由にしてください
by 白・嶋・春・富 (2011-05-20 18:47) 

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