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海外メディア 冷温停止を疑問視 [原発]

☆野田総理大臣が、「原子炉は『冷温停止状態』に達した」と述べ、事故の収束に向けた工程表の「ステップ2」を完了したことを宣言しました。
それについて海外では誰も額面通りには受け取っていません。
ますます信用されなくなりそうです。
当たり前ですよね。
この一年で起きたことはこの一年のうちで片付ける、片付けなければならない、決して来年には持ち越さない、そのためには無理矢理でも片付けたことにしようという日本人特有の人生観というか、悪い癖が出てるとしか思えません。
今年も年忘れの季節ですからね。。。。。。
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海外メディア 冷温停止を疑問視12月16日 17時50分


野田総理大臣が、「原子炉は『冷温停止状態』に達した」と述べ、事故の収束に向けた工程表の「ステップ2」を完了したことを宣言したことについて、海外のメディアは宣言の信ぴょう性を疑問視する見方や、完全な収束には相当な時間がかかるという見方を伝えています。

このうち、アメリカの新聞、「ニューヨークタイムズ」は、電子版で「専門家は『冷温停止状態』の宣言を強く疑問視している」としたうえで、「年内にステップ2を達成するという公約を果たすための、現実を無視した宣言であり、原子炉の安全性への脅威から目をそらせることがねらいだ」とする専門家の見方を伝えています。
また、イギリスのBBCは、野田総理大臣の記者会見の模様を生中継で放送し、「冷温停止は1つの節目だが、それは汚染された地域の除染や福島第一原発の廃炉といった今後の長い道のりの中の一歩にすぎない。避難を余儀なくされている人々が故郷に戻って普通の生活を始められるめどは立っていない」と伝えました。
このほか、中国国営、新華社通信の英語版は、複数の専門家の話として、「損傷した原子炉内の温度を正確に測定することはできず、原子炉がどれほど安定した状態にあるかを断定することはできない」としたうえで、「世界の人々に間違った印象を与えるおそれがあり、日本政府は、ステップ2を年内に達成するということに固執しすぎるべきではない」と伝えています。


冷温停止宣言:ドイツ通信社が速報 批判的見解も紹介



 【ベルリン篠田航一】東京電力福島第1原発の原子炉が冷温停止状態になったとの宣言について、ドイツのDPA通信は16日、「フクシマの原発の廃虚が制御された」と速報した。
ドイツは福島第1原発事故を受け、今年6月、国内17基の全原発を22年までに順次停止する「脱原発」を決めた。

 一方でDPA通信は「燃料棒が溶融し、圧力容器を破って地上に漏れているともみられ、まだ安全な状態には程遠い。これで冷温停止を宣言するのは意図的なウソと紙一重。日本政府は国民をミスリードしている」と批判するオーストリアの専門家の見方も紹介した。


毎日新聞 2011年12月16日 19時20分

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コメント 3

kana

海外メディアの報道している通りですよね。

あんなにグチャッと壊れた廃墟の原発の建物、核燃料がどうなっているか・どこにあるのかさえ分からない状態で、なにが冷温停止とか収束だって感じですよね。
by kana (2011-12-18 01:31) 

PATA

収束とは程遠いでしょう。海外メディアが報道するのは当然のことです。
無理やりこじつけたとしか思えませんね。
私事ですが体調崩しました。次は来週末になりそうです。
いつも来て下さるのにすみません。
by PATA (2011-12-18 14:25) 

白・嶋・春・富

kanaさん<誰も核燃料がどうなっているか・どこにあるのかさえ分からない状態なのに、よくも冷温停止だの収束だの言えたものですよね。ほんと国民をミスリードさせますよね。

PATAさん<ほんとこじつけですね。
お身体大丈夫ですか?
お大事になさってください!!
by 白・嶋・春・富 (2011-12-18 14:38) 

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