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広瀬隆氏&明石昇二郎氏、東京地検に刑事告発記者会見 [広瀬隆]

 ルポ研代表の明石は7月8日、作家の広瀬隆さんとともに、東京電力等を被告発人に据えた「刑事告発」を東京地検特捜部に対して行ないましたことをご報告します。告発状は配達証明で送り、7月11日に東京地検に届いた旨、連絡がありました。
 この件で、明日7月15日午後5時30分より、広瀬さんとともに自由報道協会で記者会見を行ないます。
 この刑事告発では、同日発売の広瀬さんとの共著『原発の闇を暴く』(集英社新書)を証拠の一つとして、東京地検に提出しております。本書の中で明石が書きました「あとがきにかえて」でも、刑事告発のことに触れております。
 また、本日7月14日発売の別冊宝島『原発の闇を暴く』の巻末には、私たちが行ないました刑事告発の「告発状」と「陳述書」のサンプル、そしてその解説が掲載されております。この別冊宝島も、刑事告発の際の証拠として東京地検に提出しております。
 加えて、明後日7月16日発売の『週刊プレイボーイ』では、広瀬さんと明石の「対談」記事が掲載されます。この中では、なぜ二人が刑事告発をするに至ったのか、その理由を明かしております。

 

●告発状「東電用」提出版 PDF ●告発状「学者用」提出版 PDF ●広瀬 隆氏   陳述書「東電用」PDF 「学者用」PDF ●明石 昇二郎  陳述書「東電用」PDF 「学者用」PDF




自由報道協会/広瀬隆氏&明石昇二郎氏記者会見。東京地検に刑事告発




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☆業務上過失致死傷で以下を東京地検に刑事告発。

勝俣恒久東京電力会長、
清水正孝東電前社長、
武藤栄東電副社長、
斑目春樹原子力安全委員長、
久木田豊原子力安全委員、
久住静代原子力安全委員、
小山田修原子力安全委員、
代谷誠治原子力安全委員、
鈴木篤之前原子力安全委員長、
寺坂信昭原子力安全・保安院院長、
纐纈一起保安院専門委員、
衣笠善博東工大名誉教授、
岡村行信保安院専門委員、
近藤駿介原子力委員長、
小宮山宏元東大総長の15名を告発。


☆業務上過失致傷罪で以下を東京地検に刑事告発。

山下俊一長崎大学大学院教授、
久住静代原子力安全委員、
高木義明文科大臣、
板東久美子文科省生涯学習政策局長,
山中伸一文科省初等中等教育局長、
合田隆史文科省科学技術学術政策局長、
布村幸彦文科省スポーツ青少年局長、
斑目春樹原子力安全委員長、
久木田豊原子力安全委員、
小山田修原子力安全委員、
代谷誠治原子力安全委員、
神谷研二広島大学教授、
寺沢秀一福井大教授、
長瀧重信長崎大学名誉教授、
谷川攻一広島大大学院教授、
高村昇長崎大大学院教授、
佐々木康人日本アイソトープ協会常務理事の17名



☆広瀬隆氏会見要旨

告発の最大の理由は、福島県民が縛り付けられているからだ。山下氏をアドバイザーに迎え、広島大の神谷氏等らと展開した安全キャンペーン。これは犯罪的だ。
従来、原発労働者ですら20超えはいなく、年間5mSvで白血病労災は認定される。
ならば、子供に対する20mSv適用は、あまりにも常軌を逸している。
私の孫も西日本へ避難させた。
津波が来たら高台に逃げろと言うように、子供達に逃げろと言って然るべき。
そんな中、刑事告発くらいなら出来る。非人道的な基準を決めて来た山下氏等を刑法第211条業務上過失致傷罪に、東電、保安院等を業務上過失致死傷罪に当たるとし、告発。
ECRRの予測では、今後50年で、福島第一から100キロ圏内で19万以上が癌患者になり、 うち半分以上は10年以内に発癌するという。
ECRRのこれらの報告書を読んだヨーロッパでは、ドイツ、イタリア、スイスが、次々と原発廃絶に舵を切り始めた、 福島県だけの問題ではない。
日本全土の問題。とてつもない事が起こっています。
77万テラベクレル。
今中哲二氏の調査によると飯舘村の土壌汚染は、チェルノブイリで進入禁止エリアである1平方mあたり148万ベクレルの倍以上に及ぶ。これはソ連汚染地図の最高濃度に相当。飯舘村は幼児の被曝限度の千倍。これらを容認した犯人が山下であり、高木である。
目的は被曝を食い止めたいというのと、全国の電力会社幹部に、これは犯罪だと訴えたいという思いもある。

「原発の民事裁判は、結局100%すべて負けている。明石さんに相談し今に至る。
「日本では三権は分立してない。(民事では)最高裁で100%負ける。明石さんに相談し刑事告発することにした。
地方の色んな記事を集めて頂いて、見直して頂いて、彼らがどれだけ被曝させたかということを、私たちの資料を雛型にして告発して欲しい。
「記者のみなさんにお願いしたい。地方紙などいろんな記事を観直していただいて、彼ら・政府がどれだけ情報を隠して、どれだけ福島県民を被曝させたか、個人として告発していただきたい。
「週刊現代に汚染の拡大マップが掲載されている。福島県内だけでなく東京まで放射性セシウムが流れている。マスコミ・個人でもみんなでデータを重ねて告訴することで検察が動かざるを得ないようにしていきましょう。
上杉隆「安全デマを広めたメディアの告発は?」
広瀬隆「それは是非上杉さんにやって欲しい。記者クラブのことも貴方から教えていただいた。」
明石昇二郎「皆さんにも告発して欲しいから先陣を切った本来なら200万人の大規模起訴にならなければならない。福島県の人たちは領収書を取っておいて下さい」
明石昇二郎「実際の健康被害がおきたときに、加害者は『はい、私たちのせいです』とは簡単に認めない。戦うために、武器となる証拠を残して。身体に関するデータをとって備える。経費、領収書もとっておく。」

EUでは日本のものは食っちゃいけないとなってるんです。それを我々は食ってるんです。
大変なことになりますよ。断言します
「我々はいい。子供たちが食っているんですよ。5年後、断言するが、大変なことが起こる。疫学調査しないと立証できない。汚染地図と、保健所の統計を突き合わせないと。
福島の子供たちに給食を無理やり食べさせている教育現場、これをやらせているのは文科省、そして山下俊一福島県放射線リスク管理アドバイザー。
「世界では日本のものを口にしてはいけないと言われている。でも日本人はそれを食っている。日本の子どもが食っているんですよ。これから大変な事が起こる。知らないのは日本人だけ。」

「鈴木篤之と近藤駿介、この二人が原子力村の主要なプロジェクトを決めてきた。もっともキライな人物。
「原子力シンジケートは多様。政治家、官僚、省庁、メーカー、下請け、地元企業、学者らの利益構造も目的も様々。ただ地元住民(国民)に何にも利益はない事だけは明確。



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広瀬隆さんらが、東京地検に刑事告発。 後は東京地検がしっかり捜査して証拠不十分で不起訴なんてことにせず、きちっと起訴してその責任を追及して欲しいです!!
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1969kana

日本じゃなければ、今頃政府と東電(他の電力会社も)はのうのうとしてられないでしょうね。
しっかり、責任を取らせないといけません。
by 1969kana (2011-07-17 02:07) 

yuki-.-

ECRRと、ICRPの報告書でこんなに違いがあったとは、
ICRPは本当に甘く見積もられていますね。。
欧州がこれだけECRRを読んで危機感を叫んでいるのに、
日本ではECRRの報告書のことすらテレビで話題にものぼりません。。

悪いものは悪い。
こうして刑事告発がされたことだけでも、勇気付けられた気がします。
by yuki-.- (2011-07-17 12:10) 

白・嶋・春・富

1969kana さん<本当にそう思います。
不祥事があった地検は、名誉回復のためにも国民の納得がいくようにこの件できちっと起訴して責任を明らかにして欲しいものです。


yuki-.- さん<ICRPは内部被曝を重要視しませんからね。
ICRP基準を日本政府は採用している。ICRP基準が全く正しいなんて証明されているわけではないのに政府が採用してるから、正しい情報としてTVは流している。TVは御用放送ですね。

by 白・嶋・春・富 (2011-07-17 15:27) 

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